濃厚な果汁がたまらない デコポン
デコポンは1972年(昭和47年)に、長崎県南島原市口之津町にある農林水産省果樹試験場口之津市場で、清見タンゴールと中野3号ポンカンを交配し作られた品種です。当初は、外見が悪いなどの理由から品種登録されず苦労したそうですが、その美味しさから平成2年に熊本果実連により品種登録されました。品種名は「不知火(しらぬひ)」と言われ、「デコポン」は選別を重ね、登録商標で不知火のうち一定の基準(糖度13度以上、クエン酸1.0%以下)をクリアしたものだけ、その名を使用することができ、全国統一糖酸品質基準を持つ日本で唯一の果物です。
高知県では、土佐市、香南市山北、室戸市などで栽培されています。高知県は温室栽培が多い地域で、デコポンのハウス栽培も盛んに行われています。
潮風と豊富な日差しを浴びて栽培されたデコポンです。
最高の条件の元栽培されたデコポンの最大の特徴は、やっぱり皮を剥いたときのさわやかな香りと甘味です。