南国土佐の女王柑橘 水晶文旦

ハウスの中で真っ青に完熟された水晶文旦

戦後、昭和二十七年頃、高知県室戸市で晩王柑と土佐文旦(別名法元文旦、大橘)を交配して胚芽接ぎで育成され、ポンカンの中間台木に高接して育ちました。

寒さに弱く、風速5メートル以上の風で樹が折れてしまうことからハウスでの栽培が推進され、現在の様なキメの細かい綺麗な水晶文旦が生産されるようになりました。

南国土佐の温暖な気候を背に上品に育った柑橘

土佐の高知と言えば土佐文旦が非常に有名ですが、秋にも文旦の兄弟品種の水晶文旦が出荷されます。
高知には一般的に三品種の文旦があります。

… 水晶文旦
… 土佐文旦 温室
… 土佐文旦 露地

中でも水晶文旦は通称柑橘の女王様とも呼ばれ、青くクリスタルの彩りをまとう皮はキメが細かく薄く、酸味少なく果汁多く種も少なく、そして上品過ぎる甘さ、まさに清楚な女性です。

プリッとした食感で噛み締めたとき、口の中に独特の甘さと酸味を持つ果汁がいっぱんに広がり優しく溶け込んでいきます。その後鼻へ抜ける爽やかな香りは他に例え様も無いくらい上品です。

南国土佐の女王柑橘 水晶文旦
南国土佐の女王柑橘 水晶文旦

水晶文旦